桐タンスのお手入れ
桐タンスのお手入れ
一棹一棹丁寧に作られる桐タンス。扱い方によっては、親子三代まで受け継ぐことのできるといわれます。大事に長く使いたいものですね。
桐タンスは軽くて軟らかく、繊細な性質です。
プロが教えるお手入れ方法と取り扱いの注意点をご紹介します。
基本のお手入れ
- 乾いた柔らかい布で軽く、ほこりを落とす程度に乾拭きしてください。
- 湿気がこもりやすい部屋ではこまめに換気をして下さい。湿気は青カビ等の発生原因となります。
置き場所
- 直射日光や冷暖房、ストーブ、加湿器などを避けて置いてください。
- 床が水平でない場合は、桐タンスと床の間にベニヤ板を入れるなどして水平を確保してください。
- 換気のために、壁から10センチ程度離しておいてください。
普段のお取り扱いと注意点
- タンスの上に物を置いたり、乗ったりしないでください。
- テープ類をタンスに直接貼らないで下さい。色がはげたり、傷が付いたりします。
- 汚れた手、濡れた手で触らないで下さい。シミや変色の原因になります。
- 引出しのすべりが悪いときはロウを引出しと本体の接触部分に塗ってください。
- 扉、引出しの開け閉めは静かに行ってください。急激な開閉は大きな風圧がかかり、損傷の原因となることがあります。
- 桐はとても柔らかい木ですので簡単に傷が付いてしまいます。硬いものをぶつけたりしないようにしてください。
移動
- タンスの移動をする場合には中の衣類を取り出し、軽くしてから大人2人以上で運んでください。
- 軍手を着用して運んでください。
- 他の物との接触やそれによる傷、扉の開閉、引出しの抜けなどを防止するために、タンスを毛布などで保護してから移動してください。
- タンスを引きずったり、落としたり、乱暴な置き方をしたりしないでください。