桐タンス選びのポイント
桐タンス選びのポイント
桐タンス、桐衣装ケース、桐チェストなどの製品はどれも同じではありません。
用途に合った、さまざまな使い方があります。
伝統的な職人技で作られた桐タンスは、親子三代、100年使えるといわれています。
桐タンスは一生使えるものです。価格や形だけにとらわれず、あなたに合った確かな桐タンスを選んでください。
ここでは、桐タンス選びのポイントをご紹介します。
使用する部材は全て桐(総桐)ですか?
表板、側板、天板、底板、裏板等、全てに桐を使用していないと、桐製品としての特徴(防湿、防虫効果)がなくなります。
低価格の桐製品では、表面から見えない部分にベニヤ板などの合板を使用している場合がありますのでご注意を。
浅井染色整理工場の桐製品は全ての部材が桐(総桐)です。安心して着物などの大切な衣類を収納できます。
日本製ですか?
一般的に低価格製品では、海外(中国製や東南アジア製)で製造されたものが主流となってきています。
桐製品なども例外ではありません。安すぎる桐タンスの中には、一部しか桐を使用していなものもあります。
桐タンスを選ぶ一つの基準として、日本製というのも考慮してみてください。
信頼のある産地・メーカーの桐タンスですか?
いくら銘木といえども天然素材であるために、乾燥が不十分だと後で反りや狂いが生じます。特に、無垢製品は注意が必要です。
良い家具は、長い歳月をかけて木材を自然乾燥させ、更に人工乾燥機で水分をコントロールしたものを使います。
しかし、一般の消費者が乾燥度合いを見極めるのは、大変難しいことです。
信頼のある産地やメーカーのものを選びましょう。
引出しを開け閉めして確認
引出しは一生のうち数えきれないほど開け閉めされます。
当然、傷みやすくなる部分なので、丈夫さが必要です。可能であれば、開け閉めして確めてください。
桐タンス選びのチェックのポイント
- 引出しがガタつくものは、隙間から湿気や害虫が入り衣類などの保存に適さない。
- 接合部が、手と手を組み合ったような蟻組み(ありぐみ)にしてあるものが丈夫。
- 引出しの底板や側板の材料は厚いほど良い。
- 底板に木釘又はプラスチック釘を打ったものは、底板と一緒に擦り減るので良い。
- 鉄釘は長く使ううち、釘の頭が飛び出て引っかかる。